「ドメイン」や「IPアドレス」はどこかで見聞きしたことがあるかもしれません。
また、契約したドメインの設定をする際には「DNS」という言葉も出てきますが、難しくてわからない方もいはず。
この記事では知識ゼロの初心者でもわかりやすいように、図解を用いながら専門用語を1つずつ丁寧に解説しました。
【この記事でわかること】
- サーバーとは何か
- ドメインとは何か
- IPアドレスとは何か
- DNSとは何か
IPアドレスなどを説明する際に、絶対に必要になる「サーバー」の基礎知識についてもまとめています。
サーバーとはネットワーク上で必要な情報を提供してくれるもの
サーバーというのは、ネットワーク上で他のPCなどに情報を提供するプログラムです。
ネットに繋がったPCやスマホでWEBサイトを見たいときには、ブラウザ(Google Chrome、Safari、Edgeなど)を使いますよね。
ブラウザはインターネット上で目的のページ情報が置かれているサーバーを探し出し、情報を受け取って表示してくれています。
ブラウザの要求に応じてページコンテンツを教えてくれるのがサーバーです。
逆に言うと、WEBサイトを作るプログラムはサーバー上に置いておく必要があります。
WEBサイトを「家」に例えるのであれば、サーバーはいわば「土地」とイメージしてもらうとわかりやすいと思います。
サーバーにはWEBサイトのコンテンツが置かれていて、ブラウザの要求に応じて必要な情報を教えてくれるもの。
IPアドレス・ドメイン・DNSの関係性
ではどうやってブラウザは、ネットワーク上にある膨大な数のサーバーから必要なWEBサイトの情報があるサーバーを探し出しているのでしょうか。
結論から言うと、ブラウザは指定されたURLから「IPアドレス」を割り出し、IPアドレス基準でサーバーを探しています。
インターネットに接続している全端末(PC・スマホ・サーバーなど)には必ず固有のIPアドレスが設定されています。
IPアドレスは203.137.3.234
のような数字です。
(例として、Googleのデータが置かれているサーバーのIPアドレスは172.217.161.35
でした)
IPアドレスとは、ネットに接続中の端末を他と区別する「名前」にあたる番号のこと。
極端な話、ブラウザのURL入力欄に172.217.161.35
と入力すれば、ブラウザは172.217.161.35
のサーバーを探してGoogleのトップページを表示してくれます。
ただし、番号の羅列だと人間にとってはすごく扱いにくいですよね。
Googleのトップページは172.217.161.35
だと言われるより、www.google.com
だと言われたほうがわかりやすい。
だからドメイン、DNS(Domain Name System)というものが導入されました。
いわばドメインはIPアドレスの別名(ニックネーム)で、DNSがドメインをIPアドレスに置き換えてくれるものです。
URL(https://www.google.co.jp
)におけるwww.google.co.jp
がドメインです。
DNSが動いてくれているので、私達はIPアドレスではなくドメインを使って希望するページを指定できるのですね。
ドメインはIPアドレスの別名で、DNSがもともとのIPアドレスに翻訳してくるもの。
ちなみに、DNSがドメインをIPアドレスに翻訳することを「名前解決」といいます。
まとめ
WEBサイトを扱うにあたってサーバー・ドメイン・IPアドレス・DNSはよく出てくるので知っておいたほうがよいです。
- サーバーとは「ネットワーク上で必要な情報を教えてくれるもの」
- IPアドレスとは「ネット接続中の端末を識別するための名前」
- ドメインとは「IPアドレスの別名」
- DNSがドメインを翻訳してIPアドレスに置き換える
どれも実態がないのでわかりにくいかもしれませんが、ちゃんとイメージで理解しておきましょう。
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